残業時間・給与計算のエクセルファイル

小規模事業者の賃金台帳においては、程度に差はありますが問題点が見られることが多くあります。
法律が要求する項目の一部が記載されていないといったものもありますが、多くは、残業時間や割増賃金の理解が十分でないことに起因するもので、賃金計算が適正に行われていません。

賃金計算ソフトを導入している事業者も多いと思いますが、市販のソフトはいろんな勤務形態を想定して開発されているので、初期設定が複雑で、結果として、不完全な設定になっていることがしばしば認められます。

市販の賃金計算ソフトを利用して賃金計算を請け負っている専門家の場合は、就業規則(賃金規程)や雇用契約書に基づいて適正に初期設定がなされているでしょうから安心できると思われますが、それでも複雑な勤務制度や賃金制度の場合は、ソフトが対応していないことも有り得るので注意が必要です。

賃金計算が適正に行われず、支給額が本来支払うべき額より少ない場合は違法となり、許されることではないのですが、その他にも、賃金台帳に不備があると、助成金(特に厚生労働省関係)申請時に問題になるかもしれません。

賃金計算で間違い易いことの一つは、残業時間の算出です。(賃金計算期間の)残業時間の合計を出すだけなら算出は容易でしょうが、後述するように、残業時間には割増賃金を支払わなくても良い時間と割増賃金を支払わなくてはならない時間があり、更に割増率も条件によって変わります。
所定労働時間を超えれば時間外(割増率25%(以上)、但し60時間超は50%(以上))、休日に出てくれば休日労働(割増率35%(以上))の割増賃金を支払うということであれば、計算は比較的容易ですし、社員にとって有利なので法的にも問題ありません。ただ、その場合は、本来は支払わなくても済む残業代を余計に払うことになります。

もう一つは、残業代計算用の時間単価の算出の仕方です。
基本給だけで、手当は一切含めずに計算しているケースがあります。そうした場合は、未払い賃金が発生していることがありますので注意が必要です。

残業時間と残業代の計算については、「残業時間と残業代計算」を参照して下さい。

オフィスおかべでは、マイクロソフト社のエクセル(EXCEL)を使用して、小規模事業者向けの労働時間(残業時間)と給与計算をできるだけ自動で算出できるソフト(ファイル)を提供しています。データベースソフトを使えば、よりスマートなものができますが、ソフトの導入にコストが掛かることから、少し使い勝手は劣りますが、エクセルで作りました。

法に準拠しつつ、残業代としては最小額となるように設計してありますので、お試し下さい。


サンプルは一見面倒そうですが、基本給や手当等いくつかの初期設定が済めば、後は、基本的には毎日の出勤と退勤の時刻の入力だけです。

もし、ご興味がありましたら、ご連絡頂ければファイルを送付します。無料です。
(自由にダウンロードできるようにしてもよいのですが、不具合があったときにお知らせするためにファイルの送付先を記録しておくものです。何らかの営業活動等で当方から連絡することは決してありません。)

また、貴社用にカスタマイズを希望されるときは、ご連絡下さい。(内容によっては有償となります。)



残業時間・給与計算のサポート


ファイルは、@労働時間や割増賃金についてある程度理解しており、Aエクセルも普通に使える方を前提として作成しています。

もし、ファイルの内容や使い方について詳しく知りたいという場合には、近距離であればお伺いして説明することも可能です。
遠隔地の場合は、出勤簿と給与明細等のサンプルを送付して頂ければ、当方でファイルが使用できるかどうか判断し、使用できる場合はデータ入力したものを入力例として送付します。

これらサポートは、いずれも有償とさせて頂きます。詳細はお問い合わせください。


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